みん評とは

生まれた背景

2012年の創業当時、インターネット広告競争の激化によって、商品・サービスのメリットや長所が実際以上に良く見えてしまい、購入・利用前に知っておくべきデメリットや注意点は覆い隠されて見えなくなってしまっていました。

その裏側では、利用前の期待と実際の体験とのギャップに、「思っていたのと違った」という悲しみや怒りの声が匿名掲示板や一部SNSで広がっている状況。

みん評は、この“期待と実体験のズレ”を小さくするため、一定の掲載ルールのもとでデメリットやリスクも把握できる場としてスタートしました。

現在の課題

みん評は、ユーザーの率直な本音を集めるサイトとして支持いただき、検索エンジンやAI、SNS、メディアばかりでなく報道機関や研究機関からも引用される存在まで成長しました。

しかし、課題もあります。
口コミは、一人ひとりの体験であり、時期や場所、担当者、使い方が違えば、当然ながらそれぞれのユーザーからの評価も大きく変わります。
どの口コミも「一つの事実」である一方、それだけでは全体像が掴みにくいことがある――これが口コミを読み解く難しさです。

また、これを無理に解消しようとした一部企業による不正な口コミ操作や削除の結果、ユーザーからの信頼を大きく損ねた事例も数多く見られています。

ユーザーにとっても企業にとってもまだ解決できていない難しい問題です。

新たな挑戦

私たちは、商品やサービス選びは「良い/悪い」で一律に決まるものではなく、「自分との相性」だと考えています。詐欺的な商法など一部の悪質なものは別として、本来は「私にとっては良いサービス」「私には合わなかったサービス」という違いにすぎません。

たとえば、「予約がとりづらい」というサービスがあったとしても、
・混みやすい曜日や時間帯があらかじめわかっていること
・平均すると○ヶ月に一度は予約が取れる目安があること
・この価格帯で提供するためには、席をきちんと埋める必要があること
・「いつでも予約がとれる」ことを優先すると、どうしても料金は高くなりやすいこと
といった背景や理由がきちんと伝わっていれば、「多少予約は取りづらいけれど、その分価格とのバランスが納得できるサービス」です。

私たちは、サービスの内容を正しく伝えることができれば、ユーザーも企業も双方が幸せになれると信じています。
そして、そのためには、ユーザーの声に誠実に向き合い、説明責任を果たそうとする企業の姿勢が欠かせません。

現在みん評では、ユーザーの不安や疑問に対し、企業と連携して根拠と背景をそえたわかりやすい説明を届ける取り組みを進めています。これは、ユーザーに対して真摯な姿勢をもち、継続的に対話を続けられる企業としか実現できない、簡単ではない挑戦です。

みん評が目指すのは、「本音の口コミ(ユーザー)」と「疑問や不安を解決する回答(企業)」が並び、ユーザーがサービス内容を正しく理解し、自分との相性を判断できる場所です。その結果として、ユーザーも企業も、お互いをより深く理解し合える場になればと考えています。

実現には時間と労力のかかる取り組みですが、メンバー一同、一歩一歩、根気強く進めてまいります。
今後とも、みん評をどうぞよろしくお願いいたします。

ユーザーの皆さんへのお願い

この取り組みに共感いただけたら――

利用した商品・サービスがあれば、良かった点も気になった点も含めて投稿してください。

役に立ったページがあれば、「ここが参考になった」と一言添えて、気づきをSNSで引用・シェアしてください。

あなたの一件の口コミ、一回のシェアで“期待と実体験のズレ”は間違いなく小さくなります。
ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

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